2019/02/24 21:46


友人夫婦の一人娘、いろちゃんは小学5年生。
小さい頃から絵が上手な女の子。
先日、お願いしてあった「牛」の絵が出来上がった。



どこかコミカルであどけない表情。
聡明で優しく力強い線の中に、計算されたかのような配置のパターン。
色鉛筆で彩色された色使いはとても洗練され、
目を奪う色彩感覚とバランス感覚が備わっている。
画面から突き抜けてくる鋭い感性。
そこには、いろちゃんにしか描けない「何か」が存在する。
どんなに絵を勉強しても決して得ることはできないもの。
流されず、惑わされず、その「何か」を見失うことなく、
いろちゃんの世界が広がり続けたら、どんなに素晴らしいことだろう。

いろちゃんの「牛」の絵。
青い額に入れて、青い壁に飾った。
青い光の中でいろちゃんの「何か」が
きらきら輝いている。




tematoca 手間土果